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「カーネーション」は最高にイイ

今回の朝の連ドラ「カーネーション」は「ほんまオモロイ」。

話の展開が速くてドラマティック、明るい、ヒロインが魅力的でスッキリしている、
個性的な役者達のの配置が絶妙。

これまでの連ドラの場合ヒロインの周りを女友達が囲んでいることが多いのだが、その鬱陶しいやり取りが無いのでとてもスッキリ気持ちがいい。

そしてやっぱり作者の筆力、力量がすごいと思う。

ヒロインが東京から来た洋裁の先生に洋裁を習うシーン。

最初のレッスンでヒロインは先生の話を一言一句漏らさず書き取ろうと紙と鉛筆を持って待ち構えるが:::

先生はヒロインに洋服を着せて町を歩かせることから始めた。

恥ずかしがるヒロインに、堂々と胸を張って心斎橋を歩けと命ずる。

「私は今、あなたに一番大事なことを教えているのよ」

もう僕はこのシーンで「カーネーション」の大ファンになってしまった。

本当に大事なこと はメモなど要らない、メモでは書き取れない。

本当に大事なことはシンプルで深いのだ。

僕達はいつも脇道にそれて、余計なことを色々身に付けて自己満足していることが多い。

音楽のレッスンでもいつもその問題と格闘している。

生徒に聞いてみる「上手くなるにはどうしたらいい?」

「毎日しっかり練習することです」:::模範的最悪回答。

「人間の中身を変えてしまえばいいんだよ」:::僕的には理想の回答。

日々、更新、脱皮を繰り返す:::(お前はスティーブ・ジョブズか)

これができないから、僕は今でも凡人

08

23

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ノベンバー・ステップス

このあいだ就寝前、アイフォンに貯め込んだ音楽をヘッドフォンで聴いていたんです。

案の定スヤスヤと寝てしまいましたが武満徹の「ノベンバー・ステップス」がかかると同時にお目目ぱっちり。

時間は夜中の2時。お盆過ぎの真っ暗な中、横山勝也の尺八がムヒョロロー、鶴田錦史の琵琶がズバシッ。

この状況はなかなかモノスゴイものがあります。

なんとなくあの世に引きずり込まれるようでとても怖い,しかしとても美しいんだなあ!

ほんとに久しぶりに「ノベンバー・ステップス」を聴きました。

今世紀になってはじめてではないかな。

この曲、ニューヨーク・フィルの創立125周年記念コンサートのために1967年に創られた。

武満、小沢、鶴田、横山はこの曲を完成するために丸3ヶ月間、武満徹の別荘で合宿生活のように時間を共有したらしい。

鶴田にいたっては、武満の別荘の横に住まいを建てたほど。

この曲のおかげで鶴田と横山は世界で最も多く有名オーケストラと共演したソリストと言われている。

何しろ代役がきかない伝統楽器奏者であり、武満から徹底的にしごかれ西洋音楽の洗礼を受けた和楽器の名人中の名人だから。

暗闇の中で僕は思った。

ウウム、思うにこれはストラヴィンスキーの「春の祭典」 、バルトークの「弦楽器打楽器チェレスタの音楽」に匹敵する20世紀の傑作じゃのう:::

この曲の初演を聴いた人々はなんて幸せなんだろう。

話は変わるが、今年も武生国際音楽祭が9月4日から始まる。

なにしろこちら福井のド田舎では、現代音楽がズラリと並ぶことで、いたって評判の悪い音楽祭である。

でも、僕はこの音楽祭でどれだけ多くの名演と斬新な曲に出会ったことだろう。

ファンの一人としてこの音楽祭を誇りに思ってます。

ひょっとして今年は「ノベンバー・ステップス」のような名作に出会えるかも知れないと期待しています。


07

11

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逸話:::リコーダーを持ってジュニアオーケストラのオーデションを受けた子が

福井のハーモニーホールでいろんな大事なお仕事をされたTさん。

3年ほど前にまた本拠地の札幌に戻っていかれましたが、お別れの酒を酌み交わした時こんな話をして頂いた。


Tさんは札幌交響楽団の事務局におられた時、札幌ジュニアオーケストラにも深く関わっておられました。

その札幌ジュニアオーケストラのオーデションでの話。

ある年のオーデションで一人の少年がオーデションを受けにきていた。

さあ君は何の楽器をやりたいのかな?:::見るとその少年はヴァイオリンでもトランペットでもなく、なんとリコーダーを1本抱えていた。

リコーダーでオーケストラに入りたいのですが。

Tさんは、うんわかった、入団して下さい:でもオーケストラにはリコーダーは無いから、どう?フルートをやらないか?先生も紹介してあげるよ。

少年はオーケストラに入れたことをすごく喜んで、そしてフルートを習い始めた。

少年はめざましい上達をして、見る見るうまくなって、誰よりもうまくなって。

その少年は今では日本を代表するフルーティスト:::








工藤重典さんです。

Tさん、本当にいいことしたね。



07

11

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マルセル・モイーズの逸話

マルセル・モイーズ、(1889―1984) と言えば20世紀最高のフルーティストで教育者であることは皆さんご存知でしょう。

僕の師匠がマルセル・モイーズのセミナーを受けた時の話です。

初日のセミナーが終わり翌日の朝、同じセミナーを受けた人が師匠に:::

「隣の部屋の奴がずーッとタンギングの練習をしているんだよ」

「熱心なのは解るがお蔭で寝不足、いいかげんにして欲しいよ」







後で判明したのだが、その隣りの部屋の人とは、

マルセルモイーズだったのです。

07

06

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シャンドール、ヴェーグの逸話

もう亡くなってから10年以上も経つでしょうが、シャンドール・ヴェーグというヴァイオリニスト(晩年は指揮者)がいた。

ヴェーグ四重奏団が演奏したベートーヴェンやバルトークの弦楽四重奏曲は他の追随を許さない素晴らしい録音である、それは人類の遺産とも言える。

またモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカを指揮したモーツアルトのディヴェルティメントやシフを独奏者に迎えたピアノ協奏曲集も絶品である。

そのヴェーグは教育者としても優れた仕事を残している。

ザルツブルクモーツアルテウム音楽院のヴァイオリン科での逸話。

最初の授業でヴェーグが生徒の前に拡げて見せたのは色んな種類の木材の破片。

松、楓、杉、檜、その他諸々、あたかも大工さんが木材の見本帳を顧客に見せるように。

ヴェーグ先生は生徒にその破片を触らせ、木の名前を当てさせる。

それらすべてに正解が出るまでの当分の間授業でヴァイオリンを触らせることは無かったらしい。

これこそ、レッスンなんだな と思う。

「弟子を育てる」ということは、カルチャーセンターの講座などとは正反対に位置するシステムである。

弟子は弟子なんだ、お客様などではない。

客のニーズなど問題外。だから「授業料返せ」などとは言わせない。とにかく、先生の思考や方法論を徹底的に叩き込む。

先生の言語世界が理解できるようになる、先生の感性が自分に乗り移ってくる。そして先生のコスモス(宇宙)の一員となる。これが正しい弟子である。

もちろん先生が「宇宙」や「ワールド」を形成しているような人でなければお話にならないが。

色んな木端の材質が手の感触で解るようになることはヴァイオリニストの手にとって不可欠の条件かもしれないが、それ以上に先生のコスモスに強引に引き込まれることが教育の第一歩なのではないか。

まあ、このような調子でヴェーグ先生は生徒をしごきまくったらしい。

その成果がモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカの数々の名演である。

CDも出ているし、以前レーザーディスクも出ていた。是非聴いて、見てください。







06

12

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定演のプログラムに:::僕の拙文が載りました

アマオケ魂:::ミューズの女神に魂を奪われた人々の25年    

オケでヴァイオリンなどというものを弾いていると「高尚な趣味ですねえ」などと逆差別的発言を受ける時がある。高尚という言葉もよく分らないが、オケ活動を趣味と言ってもらうことにはさらに抵抗がある。そんな時「いや、趣味ではなく道楽なんですよ」と答えておく。「趣味がこうじて道楽」と言うが道楽とは金を湯水のように注ぎ込みその人の人生を誤らせることだと思う。我々の「オケ道楽」は時間と労力を湯水のように注ぎ込み、楽器には分不相応の大金を注ぎ込み、そして少ない才能を搾り出すことで辛うじて成り立っている。
アマオケがコンサートに取り上げる曲は、古今のオーケストラ作品の中でも特に名曲とか傑作と呼ばれる曲ばかりである。プロフェッショナルが演奏することを前提に音楽史上燦然と輝く大作曲家が有り余る才能を駆使して作曲したそれらの曲を、極東の島国の小さな県のアマチュアオケが演奏すると言うのだ。こんな大変な世界を敢えて求めて90余名の老若男女が集結し毎週毎週練習を重ねている。
みんな半分、命懸けている!! :::分厚い楽譜を手渡され、難曲に向かいひたすら練習を積み、仕事と折り合いをつけ、そして「晴れの舞台」を一度経験すれば:::自然とそんなこと分って来る。
「あいつらにはついて行けない」と思った当人が、いつの間にか「ついて行けない人」になり、「オケにハマってしまった人」になっている。   

福井交響楽団が満25歳になった。それは未だ見ぬ世界との遭遇の25年だったと言える。
これまでいろんな指揮者、ソリスト、音楽団体そして多くの聴衆の方々と出会い様々な幸せな体験をさせて頂いた。
県立音楽堂開館記念オケの一員として巨大な作品、マーラーの交響曲第二番「復活」を体験。福井の合唱界の方々や全国のプロオケで活躍している福井出身のプレーヤーと共演しました。
オペラも体験しました。「カルメン」・「魔笛」・「ガラ・コンサート」。
福井ではなかなか出来ないと思っていたベートーヴェンの「第九」もすでに4回を数える。昨年は「第九演奏会inさばえ合唱団」と共演させて頂いた。
「福井クラシック同好会」との企画コンサートでは「ゴジラ」の音楽で有名な伊福部昭氏の2作品、マリンバと二十弦箏とのコンチェルトを共演。伊福部昭氏のご家族もわざわざ福井まで聴きに来て下さいました。
国民文化祭では開会式オケの一員となり、「オーケストラの祭典」では全国のオケ仲間と親密に交流、「接待上手」と評価された。プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」を演奏。
あこがれていた曲をステージに乗せることで福井初演に繋がった曲もたくさんあります。
女性合唱を伴った組曲「惑星」などは今後そう簡単には出来そうもない。
荘厳な教会建築を思い起こさせるブルックナー体験。交響曲第4番でした。
レスピーギのローマ三部作も2曲体験、あとは「ローマの噴水」を残すのみ。
ハンガリーの民族楽器「ツィンバロン」との共演、コダーイの「組曲ハーリーヤーノシュ」も別世界の音楽を味わいました。
ブラームスのシンフォニーは全て経験した。ベルリオーズの「幻想」も2回演奏した。
ベートーヴェンのシンフォニーは2番と4番だけが未経験。いや「運命」はきっちり全曲やってないですね。シューマンはまだ第三番「ライン」を経験しただけ。チャイコフスキーの作品ばかりやっていた時期もありました。でもハイドンは囓っただけだしモーツァルトもまだまだ手付かずの状態です。

そして、今回は初ショスタコーヴィチ体験。
それも有名な交響曲第5番ではなくいきなり刺激的な難曲「ヴァイオリン協奏曲第1番」。
そしてソリストは願ってもない戸田弥生さん。
誰もが思いもつかなかったこの曲を選んでいただいた戸田弥生さんに感謝します。
アマオケ冥利につきます:::そして我々は必死でやるしかない。

そう我々はこれまでも必死でやってきた、そして「アマオケ魂」は常に「楽しく自由に」。
その結果いろんな曲と出会い、いろんな音楽家と出会い、多くの聴衆と出会い地元のアマオケならではのプロオケにも出来ないこともやってこれたと思う。
これまでいろんな方面からありあまるご支援を受けてきた。
そしてこれからはもっともっとフットワークを軽く内容を充実して、いろんな場所で多くの方々に我々の活動を聴いて頂けたら、「オケ道楽」のしがいがあると思う。
これからもわくわくするような未だ見ぬ世界が「アマオケ魂」を待っている。

最後に一言:::「世の中、オケほど面白いものはない」。

06

05

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立体音楽堂

今時の人には信じられないまたまた「昔ばなし」です。

FM放送が試験放送として僕らの前に登場した時の衝撃は大きかった。

ちょうど僕が高校生になった時、そのクリアな音質に驚いたがそれがステレオサウンドで聴けるというのも感激だった。

その頃にはレコードではステレオサウンドが当たり前になっていたから、ようやく電波を通じてステレオサウンドが楽しめるようになった。

それまでAMのモコモコの音で我慢していた音楽ファンはみんなFM放送に雪崩をうってくら替えした。

でも、あのAMでステレオ放送をやっていた時代があったのです。

そんなことが技術的に可能なのか?:::NHKならできたのです。

NHKは第一放送と第二放送を持っている立場を利用して片方に左の音声、もう片方に右の音声をながしたのです。


その名も「立体音楽堂」

たしか日曜日の午前11時から月に一回程度放送された。

中学生の僕はこの放送を聴こうと2台のラジオを用意し、ラジオの間隔を調整し周波数を合わせ音量を調節し胸をときめかせながら待ったものです。

でもいかんせん同じラジオを2台用意することなど出来ません。左右の音色の違いには目をつむりながら耳をダンボにして聴き入ったものです。

「立体音楽堂」とは立派なタイトルじゃのう。しかし聴く方は凸凹のラジオを居間に用意して聴いているという。

このギャップが懐かしい、うれしい、悲しいのお。





プロフィール

漂泊のオケマン

Author:漂泊のオケマン
15歳よりフルート、

25歳よりオーボエ、

40歳よりヴァイオリンを始める。

現在は福井交響楽団ヴァイオリン奏者。

2003年、民族楽器アンサンブル「豪音」を結成。

2009年、「福井バロックノーツ」を結成。

幼稚園、学校、施設での音楽講座、コンサートを活発に行っている。

子どものヴァイオリン教室・大人のヴァイオリン教室を福井市宝永の自宅と勝山ニューホテルで開いている。

見学・体験レッスンもOK。

詳しくはNスタジオヴァイオリン教室ホームページまでどうぞ

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