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ショパンイヤー

今年はショパンとシューマンの生誕200年の年らしい。
おかげでやたらピアノの作品に遭遇している。
我がオケもそれにちなんでショパンのピアコン一番を演奏する,というか伴奏する。

僕もそれにちなんで日頃あまり聴かないCDを引っ張り出して何回も聴いている。
演奏はショパン弾きとして名を馳せたサンソン・フランソワと巨匠クラウディオ・アラウの盤である。
どちらも大変な名盤である。

まずサンソン・フランソワ盤だが、あの長ーいオケの前奏の後のピアノソロがとにかく泣かせる。
ほんまショパンの神髄を聴く想いがするターリラリターラリラリラリラとショパンらしい演奏である。
もうこれで決定版なんじゃないの?と思う。

で、アラウを聴いてみる。
オケの前奏がとても遅く4分以上ピアノが出てこない。
いよいよピアノが登場。

サンソン・フランソワ盤とは何かが違うぞ。
明らかにショパンに聴こえるのだが、別にショパンらしく弾いているわけではない。
アラウのピアノから聴こえて来るのは何人たりとも真似の出来ないピアニズムそのもの。
そのピアニズムこそアラウが幼少の頃より積み上げた人生を見る想いがする。
アラウはショパンに寄り添うのではなく音楽そのものに寄り添って音楽を紡いでいるのだ。

ピアニズムに裏打ちされていないショパンを聴くととにかく薄くて安いポップスに聴こえてしまう。
チェリビダッケは晩年、「ブルックナー以外は全てポップスだ」などと恐ろしいことをおっしゃっていたなあ。
音大生などが「私、ショパンが大好きなんです」とか言うのを聞くと
「あんたもか、エエ加減にせんとオシメ替えるぞ」と叫びたくなる。(失礼)

それでもワルツとか小品をやっているうちはまだ許せるが、ソナタなんかやりだすと
「あんたがなんの必然性と恨みがあって、この曲をえらぶのお?」と完全にムカつく。

そうだよ、なるほどショパンはパリのサロンのために結構お洒落に作品を書きまくったよ。
でも僕にはショパンの作品は墨絵のような地味な一面が見えて、
踊っている音の奥に、足を踏み入れるのをためらうような精緻で謹厳な世界があると思う。

早熟であまりにも早く逝ったショパンは誰よりも多くの人生を経験したのではないか。
深い人生経験に裏打ちされたピアニズムによって初めて表現が許されるのがショパンではないだろうか。
:::::とワシは思うのだが。


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プロフィール

漂泊のオケマン

Author:漂泊のオケマン
15歳よりフルート、

25歳よりオーボエ、

40歳よりヴァイオリンを始める。

現在は福井交響楽団ヴァイオリン奏者。

2003年、民族楽器アンサンブル「豪音」を結成。

2009年、「福井バロックノーツ」を結成。

幼稚園、学校、施設での音楽講座、コンサートを活発に行っている。

子どものヴァイオリン教室・大人のヴァイオリン教室を福井市宝永の自宅と勝山ニューホテルで開いている。

見学・体験レッスンもOK。

詳しくはNスタジオヴァイオリン教室ホームページまでどうぞ

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