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ロンドンで真剣勝負

2、3日前図書館でCDを借りてきた。
その中に「立川談志,司馬遼太郎を読む:::新選組血風録」CD3枚組があった。

2枚目が「虎徹」。名刀虎徹と近藤勇の関わり。
3枚目が「菊一文字」。古刀菊一文字と沖田総司との関わり。

幕末の京都、命のやり取りが日常の「新選組隊士と名刀との切っても切れない関わり」がドラマティックに展開する。
もちろん司馬遼太郎流の脚色はあるにしても「さも有りなん:::ウーン」とうならせる迫力でした。

立川談志のストーリーを噛み砕いていくような語り口も心にずんずん入っていく。
新春からいい物、聞きました。

そう、刀ほどではないにしても演奏者と楽器との関わりもかなり深い。
楽器を選ぶ時はどんな手を使っても、どんなに時間をかけてもいいのではないかとさえ思う。

さて、僕の師匠T氏は楽器選びの達人、いわゆる「目利き」である。
楽器は見ただけで、相当程度のところまでは分かる。
さすがに弓は弾いてみないとなんとも言えないらしいが。
ですから、彼の弟子は師匠の「目利き」を頼り、全員がかなりコストパホーマンスの高い楽器を保有している。

一度師匠の弓を使わせてもらったことがあるが、それを持った瞬間涼しい風というか清新な流れが自分の腕に入り込んできた。
「楽器を作る人は正常な人が多いが弓を作る人は何故か精神に異常をきたす人が多い」
「この弓の作者はイタリア人だが急に弓作りを止めタクシードライバーになって気が狂って死んだ」

お弟子さんを連れてイギリスのベア商会に楽器を買いつけに行った話。
このベア商会と同じくイギリスのヒル商会はストラドなど歴史的銘器を多数所有していて高額な楽器取引の世界標準になっている楽器商だ。

このベア商会では高額な楽器の販売は別室で行われる。
普通のショップのようにずらりとヴァイオリンが陳列などはされていないらしい。
予算を言うとそれに見合ったヴァイオリンを一挺ずつ奥から出してくる。
つまりさんざん弾き比べてこれにします、という楽器選定ができないシステム。

師匠は最初に出された楽器を一瞥して「NO」と言った。
ベア商会ほどの楽器商になると、保有する良い楽器をその楽器に相応しい演奏者に売りたいというポリシーがある。
ということはヴァイオリンの目利きもできないような演奏者に良い楽器を売ることは極力避けたいのだ。

最初の楽器を手に取って弾いたが最後、もう一切、奥から良い楽器が出て来ることはなかっただろう。

こうして師匠はベア商会でお弟子さんのヴァイオリンと自分のチェロを買った。

そのヴァイオリンを一度だけ弾かせてもらったことがある。
当然ではあるが、色、品格、形、音の立ち上がり、繊細さ、音色、音量などあらゆる面で僕の楽器をはるかに凌駕する楽器であった。
少なくとも音量で負けたことがない僕の楽器もまるで歯が立たなかった。

「虎徹」「菊一文字」に一度お目にかかりたいなあ。


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プロフィール

漂泊のオケマン

Author:漂泊のオケマン
15歳よりフルート、

25歳よりオーボエ、

40歳よりヴァイオリンを始める。

現在は福井交響楽団ヴァイオリン奏者。

2003年、民族楽器アンサンブル「豪音」を結成。

2009年、「福井バロックノーツ」を結成。

幼稚園、学校、施設での音楽講座、コンサートを活発に行っている。

子どものヴァイオリン教室・大人のヴァイオリン教室を福井市宝永の自宅と勝山ニューホテルで開いている。

見学・体験レッスンもOK。

詳しくはNスタジオヴァイオリン教室ホームページまでどうぞ

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