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トン・コープマン::オールバッハコンサートを書く予定が

誰が何と言おうと僕にとっての最高の作曲家はバッハです。

今回は「生協男」トン・コープマンがチェンバロとオルガンを駆使してのオールバッハプロ。

これもやはり聴かねばならないでしょ。

前半はチェンバロ、後半はオルガンで、演奏はいわゆるドイツ風なガッチリしたバッハではなく、くずし気味の草書体の自由闊達なバッハでした。

うーん、ソロだからこそ可能な自由さがあって、「こんなバッハもいいなあ」と思いました。

締めは「パッサカリアとフーガハ短調」、ドッシリとしたいい曲ですなあ。

アンコールは僕の大好きな曲、映画「惑星ソラリス」で使われたコラール前奏曲とブクステフーデの小品。

ブクステフーデは中世の舞曲を笛で吹いているのような少々エスニックで楽しい曲でした。

アンコールの3曲目はステージに降りてチェンバロでイギリス組曲の中の1曲。

これがまたテンポの揺れ加減、歌い回しが絶品でした。

それはそうと、何年か前のフランスの大家「マリー・クレール・アラン」のオルガンコンサートも素晴らしかったですが、その時の「イライラッときた事件」思い出しました。

そのコンサートのメインは「聴きもの」バッハの絶筆「フーガの技法」でした。

絶筆の作品は、つまり未完成で残された曲がほとんどですが、この「フーガの技法」も途中でいきなり曲が中断されます。

僕は思いがけない形で曲がいきなり中断されその余韻がホールに残響として消えていくことを、チケットを買った時から思い描いていました。あたかもバッハの命の灯が消え行く瞬間を見極めるように。

でもそのコンサートでは有り得ない事が起こり、僕の期待は灰燼に帰すこととなりました:::一人の野蛮人によって。

その夜の「フーガの技法」はバッハが筆を絶った瞬間をいよいよ迎える。

絶筆の最後の音がホールに響く、しかしその音が残響となってホールの彼方に消え行く前に:::
おぞましいバチバチバチという拍手に遮られてしまった。

僕はそれまでいろんな拍手によって音楽的な感動を阻害されたことがあるが、その時ほど腹立たしい思いをしたことは無かった。

拍手って改めて言う事でもなく元来が自然発生でしょ。あらかじめ用意される物からは一番遠い位置にあるものでしょ。

野蛮人はさぞかし大満足であったろう。「フーガの技法」はバッハの絶筆でありのその箇所を知っているのはまさしく俺様なのだと。

彼はこれをやりたいが為、何回も何回もCDで「フーガの技法」を聴いて拍手の練習をしたのでしょう。

マリー・クレール・アランさんもさぞかしびっくりしあきれ果てたことでしょう。

クラシックって結構この手の「ワカッテナイクラシックファン」がいる世界です。

俺は今でもこいつのこと許してないからね。



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プロフィール

漂泊のオケマン

Author:漂泊のオケマン
15歳よりフルート、

25歳よりオーボエ、

40歳よりヴァイオリンを始める。

現在は福井交響楽団ヴァイオリン奏者。

2003年、民族楽器アンサンブル「豪音」を結成。

2009年、「福井バロックノーツ」を結成。

幼稚園、学校、施設での音楽講座、コンサートを活発に行っている。

子どものヴァイオリン教室・大人のヴァイオリン教室を福井市宝永の自宅と勝山ニューホテルで開いている。

見学・体験レッスンもOK。

詳しくはNスタジオヴァイオリン教室ホームページまでどうぞ

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