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山根一仁::セクエンツァ

山根一仁[バイオリン}は今年の武生国債音楽祭の一つの大きな目玉に成長した。

日曜日のラベルのツィガーヌも圧巻だったがおとといのベリオのセクエンツァも凄かった。

これまで僕が聴いて来たバイオリン作品の中でも最も困難なハイレベルなテクニックを必要とする曲だと思う。

譜面台を5本並べての熱演、音色とダイナミックスの多彩さ、そして音楽の完成度の高さは文句無し。

武生の常連ミュージッシャンになって頂きたい。

ベリオはセクエンツァと言う題名の曲を多くの楽器の為に書いているが、

僕が良く知っているいるのは学生時代に聴いた現代音楽のスペシャリスト、

セベリーノ、ガッツェローニが演奏する、フルートの為の作品。

40年前の頃はバリバリの現代作品として驚きの目で見て聴いていたものだ。

ところがおとといのバイオリンの為のセクエンツァを聴いて感じたことは、現代作品の中でもスタンダードな古典的作品としての充実感であった。

作曲がされて40年50年経つとその作品は音楽史の中核をなす古典に聴こえてくるということに僕は驚かされた。

やはり、天才的な作曲家というのは常に新しい針路を指し示し、新しい地平を切り開いて行くのだなあと、つくづく思った次第だ。

今日はシューベルトの冬の旅をビオラでナレーションを入れながらやるという、、、どういう事態になるか分からないが聴かねばなるまい。
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太田恵資さんと高本一郎さんのライブ



北ノ庄クラシックスでリュートの高本一郎さんとバイオリンの太田ケイスケさんとのライブを聴きました。

ずっと聴きたいと思っていた太田さんのバイオリン、最高に良かったです。

ありとあらゆる音色を醸し出してくれました。そしてお二人の即興の妙が目の前で展開される幸せ、、、これは堪りません

アイリッシュからトルコ音楽、JAZZ、全ての音楽の国籍を明らかに出来る音楽性と知性に驚きました。

ライブの後のレセプションでもお話しさせてもらいました。

風貌はお二人とも独特ですが、中身は丁寧でとても優しい。

僕のいい加減な印象ですが、太田さんは基本はクラシックのセンスではないか、

音色の選び方やメロディの歌い方に抜きがたいクラシックヴァイオリンの基礎があると思います。

さらに心底からの音楽家であるということ、、、人生を音楽に捧げている感がアリアリで本当にリスペクトに値する方でした。

太田さんは来月の金沢JAZZストリートでも出演される。

MASARAという永年一緒にやっているバンドなのでさらに素敵な音楽がまた期待出来る。

絶対行きますよ。

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観た聴いた:最近の音楽

1月21日:昨日録画した、マリス、ヤンソンス指揮バイエルン放送響を聴いている。明らかに僕の趣味ではない。曲のピークの作り方がワンパターン。フォルテで力み、音が濁り空間的表現が出来なくなっている。奏者をコントロール出来て無いと思う。ベルリンフィルの悪いコピーみたいだ。

1月25日:マリス、ヤンソンスをけなしまくった僕ですが、今日FMで聴いたマルク、ヤノフスキーは素晴らしかった。名前は知っていたが実際音を聴くのは初めて。調べたら70歳の大ベテラン指揮者。名前は似ているがヤンソンスとは雲泥の差!月とスッボン!

1月20日:BSを録画した番組を見てます。シベリウスのバイオリン協奏曲。ゲルギエフ指揮マリンスキー歌劇場オケ。バイオリンはレオニダス、カヴァコス。相当の達人。体幹がぶれない。脱力していて頭を固定していない。すなわち自然と静かな集中で音楽が運ばれていき、音楽がみずみずしく構造がクッキリと浮かび
上がってくる。世の中には本当に上手い人がいるもんや。

1月28日:日曜日の夜に録画した、ベルリンフィルのジルベスターコンサートを見てます。メゾソプラノ、チェチーリア、バルトリが歌うヘンデルのアリア4曲。圧巻、凄すぎる。ベルリンフィルがぶっ飛んだ!マリア、カラス以来の逸材かも。

2月17日:バッハ・コレギウム・ジャパンを聴いて来ました。
ずっと聴きたいと思っていましたが幸いにも福井公演があるとは。
カンタータを生で聴くのは初めて、更に古楽器で教会規模で聴くことができて僕の中でやっとバッハが完結した想いです。今まで聴いて来た音楽とはやはり全く質が違う。
一言で言えば限りなく天国に近い至福の音楽と言えるのではないか。
世界各地で絶賛されるのも納得です。

3月3日:今朝のBSオーケストラライブを見ている。N響の定期、ノヴエンバーステップスとシベリウスのバイオリン協奏曲さらに春の祭典という20世紀の傑作が並ぶ。バイオリンはレーピン。バイオリンの音色の美しさだけが目立つ演奏になってしまった。シベリウスの音楽には全く届いていないのは指揮者のせいか?それにしてもこの前のカヴァスコとゲルギエフ指揮マリーンスキー劇場のシベコンはそれだけ凄かったということか!

3月5日:ロンドン交響楽団聴いてきました。前半マル、後半☓、ピリス花マル、ハイティンク☓、コンマス☓、オケ☓でした。後半のベートーヴェンの7番は完全に崩壊しました。色々考えましたが、一つの原因としてコンマスが指揮者を全くリスペクトしていないこと。ハイティンクの棒を具現化しようという姿勢が感じられない。更にコンマス走りまくりで木管とセカンドヴァイオリンが常に遅れている。こんな酷いアンサンブルのプロオケは初めてかも知れない。
ピリスのモーツアルトの協奏曲が無かったら金返せと迫った筈。こんなものはアートではない。

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チーフタンズは最高

11月24日(土)福井からびわ湖ホールまで車を飛ばし、チーフタンズのコンサートに行って来ました。

この数年間は「民族楽器アンサンブル豪音」でのアイリッシュ音楽の地位はだんだん高まりつつある。

メンバーにアイリッシュハープが入り、僕がフルート、ティンホイッスル、フィドルを担当、M氏のボーロンも熟達の度合いを増している。

レパートリーもドローシーマギー(フィドルとアコーディオンの代わりのピアニカが活躍)、青い丘の少年とハーベストホーム(ティンホイッスルとアイリッシュハープ、ボーロンが活躍)、おなじみのダニー・ボーイや庭の千草、サリー・ガーデンさらにカロランのコンチェルトなど増えている。

しかし、この日のチーフタンズをメンバーに聴かせてやりたかった。

「豪音」のアイリッシュはまだまだオモチャに過ぎない。

チーフタンズのそれぞれのメンバーのクオリティがめちゃめちゃ高い。

例えばアイリッシュハープのトリオーナ・マーシャルさんは若くして一流オケのトップ奏者に抜擢されたほどの逸材。その彼女のソロの美しかったことは筆舌に尽くし難い。

さらに、全くノリが違う。ステップダンスの名手を鮮やかに軽やかに踊らせるあの沸き上がってくるリズムは真似の仕様が無い。




チケットは勿論完売、満員御礼。聴きに来た人の顔ぶれもクラシック音楽のコンサートよりもファッショナブルで物分かりの良さげな人達と感じた。

最後は場内総立ちで大喝采の中、コンサートは終了。

カミさんは予想の5倍良かったと大感激。ゆったりと満ち足りた気持ちで帰途につくことができました。

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09

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ミサ・ソレムニスを聴いた京都の夜

7日と8日は京都に行って来ました。

京都には年に3・4回行くのですが今回は学生オケ同期の女性がコーラスで出演。

マエストロ広上淳一氏と京響を伴奏にベートーベンの大曲「ミサ・ソレムニス」で出演となるとやはり聴かねばなるまいに。

でも音楽鑑賞歴50年以上の僕が「ミサ・ソレムニス」を聴いたことが無いなんて他人には言えません。

僕が聴きに行くぞと関西の同期連中に言うとなんと福島のS君、千葉だったかのY君をはじめとして総勢13人が「ミサ・ソレムニス」の後飲み会をやることに決定。

その話が出たのは確か今年の春、チケットを買ったのは6月だったかな。
あまりに早目早目に事が進んでしまったので、油断をしてしまいました。

実は7日の日にお弟子さんの発表会の伴奏合わせをセッティングしてしまったのです。
そのダブルブッキングに気がついたのが半月ほど前。

カミさんのお弟子さんの伴奏合わせも複雑にセッティングしていたもんで、これを修正し直すのにカミさんに怒鳴られながら四苦八苦やりくりしました。

ということで幸いにも「お一人様の京都」がようやく可能になりました。
お一人様は8日だけ、7日はコンサートに飲み会です:::

でも「ミサ・ソレムニス」って曲は規模も大きいし結構長いし期待以上の良い曲でした。

合唱は出ずっぱりで歌っている、ソリスト4人も結構出番が頻繁に訪れる、オルガンはオケに絡んでいるしこれはマエストロが物凄く大変だなと思いました。

合唱は大学の混声合唱団OB・OGさん達160名だがなんでそんなに上手いのというぐらいしっかりしたコーラス。
ソリストはテナーの吉田浩之をはじめとして一流どころで熱演。指揮者は日本人で最も尊敬するマエストロ広上。
本当に京都まで聴きに行って良かった:::飲み会がメインではなかった:::というくらい素晴らしい演奏でした。

飲み会は(しつこいな)学生時代打ち上げで使っていた四条河原町のミュンヘン。
40年前の打ち上げ演し物:::Mさんの洗濯屋(裸踊り)やSさんのカラヤン先生のモノマネを思い出します。

美しい同期の女性4人はますます美しく、それに学生時代の幹事長Т君も絶好調。
楽しい時間は過ぎていきました。

しかし運命の出逢いというのはあるもんですなあ。
美味しいビールを飲むは飲むはでさすがの僕もトイレに立ちましたが、その時小柄な男性が僕の横に立ったのです。
ん?ん?似ているどう考えても似ている。今、日本人で最も好きな指揮者、マエストロ広上淳一さんに。

おしっこをしながら広上先生ですか?はまずいやろ。
はやる心を抑えつつここは一旦トイレの外に出て正面からマエストロを確認してからお声をかけよう。

手を洗ってその方を待ち受け、正面から確認:::マエストロ広上だああ
先生、先生の大ファンなんです。握手をお願いします。とお願いしてガッチリ握手。
マエストロが手を洗ったか洗わないかどちらでもいいと、ガッチリ握手。

マエストロ広上とは一緒に連れションした仲だぜ。
正直ミーハー状態、嬉しかったなあ。

京都の夜は暮れていくのでした。
京子さんありがとうございました。

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完璧なクリスマス

先週の土曜日はちょうどクリスマスイブ。このカレンダーを永らく待ってました。

僕が在籍した学生オケが毎年京都でヘンデルの「メサイア」を演奏しているのですが、その日は毎年クリスマスイブと決まっているのです。

僕は仕事の関係で土曜日しか行けない。今年ようやく「メサイア」を聴くチャンスが巡ってきた。

ということできっちりネットでチケットを購入、ホテルも予約してカミさんと出かけて行きました。

同期生のメーリングリストで「今度行くぜ」と知らせると、翌日は大阪で40年ぶりにアンサンブルして後飲み会をしようぜ、という話がいつの間にかまとまっていました。

京都コンサートホールに着くと、当日券は完売ですと係員が連呼している。「凄い人気やないか」

ロビーでは知っている顔がチラホラ。OB会の重鎮の方々もいらっしゃるが3年下の後輩もまとまって聴きに来ている。
聞くとその日に還暦の会を行ったのだそうだ。

僕らの学年が今年の2月にやったばかりなのに「えらい早いんとちゃうか?」と聞いたら、一浪しているメンバーが多いのでそこに照準を合わせたらしい。

しかし本当に懐かしいし再会が嬉しい。

演奏はかなり高い水準で満足しました。

特にオケは立派。弦の音などは我々の時とは大違い。音に艶がありテクニックも充実本当に安心して聴ける。

ただソリストのアルトの声が通っていなかったのが少し残念。

「メサイア」はアルトの美しいアリアが何曲もあり、そこが一つの聴きどころでもあるのだ。

コンサートが終わり地下鉄に乗ろうとすると食事を予約した店から席が空いたとグッドタイミングで電話が入った。
四条河原町辺りにある「棲家 富小路」という店。こじんまりした店だが料理に気合が入っている。

「おばんざい3種盛り」「鯛のカルパッチョ」「スペイン豚のロースト」「生麩田楽」「海鮮焼きそば」

いずれも中身のある工夫がされていて見た目も綺麗。奇を衒った演出は無く美味しい。さらに値段もリーズナブル。お酒も普通に飲んで二人で8千円ちょい手前。また行くよー。

翌日は、これまたちょうど高校駅伝の日。僕はこれだけのために京都に行ってもいいと思っていたくらいです。

イノダで珈琲を啜り、阪急で西院まで行って女子の部だけ観戦、応援しました。ぐぐっとテンション上がり充実。

その足で今度は大阪心斎橋、国際楽器社で同期生とアンサンブル。

我々は学生の頃、何かと頼りの無い人数も少ない学年と見られていましたが、しぶとく音楽を続けている人が多い。
同期の約半数がアマオケや職業で音楽に関わっている。こんな充実した学年ありませんぞ。

3時間弱でたくさんの曲をやりました。40年ぶりのアンサンブル、皆んななかなかやるねえ。

その後は宗右衛門町で後輩が営む料理屋さんで打ち上げ。

雪でダイヤの乱れが心配なため僕は早目に失礼してJRに飛び乗りましたが、その後例によってカラオケ自慢大会になったそうです。
還暦を過ぎてこんなに深まる絆って何でしょう?

青春時代の4年間、寝食を共にしたというと大げさですが、人間関係が希薄な大学生活で濃密に関わり合った仲間は本当に僕の財産です。

早く逝った3人の仲間の分まで我々同期は人生を深く楽しんで行こうと:::皆んな思ってるんじゃないかな。



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イエルク・デムスという奇跡

イエルク・デムス:::かつてウィーン三羽烏で鳴らした有名なピアニストである。

今年83歳。普通なら引退して良きおじいちゃんとなっているのが世の習わし。

でもアーティストに引退は無い。
ホルショフスキーの伝説的なカザルスホールリサイタルは95歳の時だった。

年寄りのピアニスト(失礼)は絶ッ対に聴き逃してはならない。

以前イングリット・ヘブラーが来福したが聴かずに、テレビでその演奏に感嘆、驚愕して地団駄を踏んだことがある。

さらに、高齢まで演奏を続けられているというのは幼少の頃から身につけたテクニックがいかに正しかったということの証であるのだ。そして、人間の成熟、知性の深化が加わって最高のピアニズムと音楽が紡ぎ出される。

だから僕はもう年寄りのピアニストを聴き逃さない。そこにどんなに凄い奇跡が待っているいるのかもしれないのだ。


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そして、想像以上の結果が待っていた。

こんなに泣かされたコンサートは初めてである。

バッハのパルティータの1番::まずは音の美しさと音の粒の煌めくような連なりに驚く。

もちろん高齢であるから指のもつれはある、しかしそのもつれが音楽的力になってしまう。

右手と左手が微妙にズレるが、そこに絶妙なルバートが介入して曲の弾力性が増す。

モーツァルトの有名な「トルコ行進曲」が入ったソナタ。

最初のテーマ、素朴な3拍子の歪みがだれもやったことのない朴訥なウィーンの田舎の踊りに聴こえる。

僕は嗚咽をこらえるのに必死。そして、あー、幸せだあ。

このコンサートの中核をなすシューベルトの4つの即興曲。

3連符がくるくる舞い上がって舞い上がってどこまででも飛翔してゆく。

色んな音が聴こえてくる:::それが色んな方角から聴こえてくる。天上から、地の底から、ピアノのずーっと奥から:::不思議だ。

この人の音楽には小節線が無いと思った。

でも時間をおいて考えてみると、もう既にこの人の中には楽譜という束縛が無くなっているのではないか。

そうでもなければあんなに色んな音やルバートの複雑な絡みが出現するはずがない。

プログラムの最後はショパンの小品を2曲。なんという凄いプログラムなんだろう。

アンコールは1曲だけ。僕がショパンで一番好きな夜想曲を演奏してくれた。

プロフィール

漂泊のオケマン

Author:漂泊のオケマン
15歳よりフルート、

25歳よりオーボエ、

40歳よりヴァイオリンを始める。

現在は福井交響楽団ヴァイオリン奏者。

2003年、民族楽器アンサンブル「豪音」を結成。

2009年、「福井バロックノーツ」を結成。

幼稚園、学校、施設での音楽講座、コンサートを活発に行っている。

子どものヴァイオリン教室・大人のヴァイオリン教室を福井市宝永の自宅と勝山ニューホテルで開いている。

見学・体験レッスンもOK。

詳しくはNスタジオヴァイオリン教室ホームページまでどうぞ

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